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X205TAにUbuntu系OSを入れようとしているそこのあなたへ。

前置き(飛ばせ)

こんにちは。後輩のわーるどです。
こんにちは。(二回目)

今は曲を作ったり、ミックスしたり、エンジニアリングもしてみたりしている僕ですが、実を言うと、Debian系OSの大ファンなんです。

Debian系OSと言われてピンと来ない方のために大雑把に説明しますと、
みなさんが使っているであろうWindowsやMacOS、Android、iOSはOS(オペレーションシステム)の名称のことでありまして、
Debianは、AndroidやMacOSの兄弟みたいな感じです。
多分詳しい人には説明しなくてもわかっていただけると思うので細かい解説は端折ります。

で、話が突然変わるのですが、世の中には64bitCPUを積んでいるにもかかわらず、32bit UEFIブートしかできない迷惑なパソコンが存在します。
世界中の天才たちがそういったPCに対応するプログラムやファイルを公開しているので、大抵のパソコンは困らずにできるのですが、そんな中でも間をくぐり抜け、未だ迷惑PCとして存在し続けているパソコンがいます。

そう、X205TAです。

様々な理由からこのパソコンは少々厄介な存在でして...。
しかも、スペック的に今のWindowsに追いついていません。おそらく今後、このパソコンを持つたくさんの人がLinuxへの乗り換えを検討されると思うので、特にUbuntu派生を入れるときの注意点を書かせていただこうと思いまする。


そもそも、X205TAにどうやってLinuxを入れるのか。


今回はXubuntuを使って解説していこうと思います。

(UbuntuやUbuntu MATEを使われている方もいますが、スペック的にきついので、僕はXubuntuをおすすめします。Linux MIntをおすすめしない理由は後ほど...。)

  1. イメージファイルのダウンロード
  2. bootia32.efiのダウンロード
  3. USBに書き込み(癖ありポイント①)
  4. BIOSの設定
  5. インストール
順に解説します。
その前に、USBはフォーマット(FAT32が理想)しておいてね!後輩との約束ですぜ!

1 イメージファイルのダウンロード

赤く囲ってあるところ(Japan)をクリックしてダウンロードしてください。
その際、バージョンは19.10以上であることを確認してください。(赤傍線部分をチェック)

そろそろ20.04がLTS版で出るらしいです。

少し時間がかかります。また、容量が大きいので、空き容量にも注意してください。

2 bootia32.efiをダウンロード

ここを押してダウンロードしてください。

3 USBに書き込み(注意ポイント)

USBに書き込んでいきます。
Windowsの人と、Mac、Linuxの人で手順が変わってきます。

Windowsの場合

イメージファイルの書き込みに、Rufusというソフトを使います。ここからダウンロード

ここのRufus 3.9と書いてあるところを押してください。(2020/03/31現在)
ダウンロードが完了したら起動します。こんな感じの見た目のソフトが立ち上がるはずです。
(画像は公式サイトから引用。)
 1 デバイス
ここは、自分のUSBを選択してください。間違ってもHDDやSSDを選ばないように!

2 ブートの種類
右にある、選択を押し、先程ダウンロードしたイメージファイル(.isoで終わっているやつ)を選びます。
うまく選べると、いろいろなところが勝手に入力されるはずです。

3 ターゲットシステム
BIOSまたはUEFIになっていなかったらしてください。

4 ボリュームラベル
なんでもいいです。適当で大丈夫ですけど、英数字が好ましいかと。

そうしたら、スタートを押します。たまにウィンドウが出るので、推奨されている方(確かisoだった)を押してください。
しばらくすると終わっています。


Mac or Linuxの場合

ddコマンドで書き込めとか言っている人がいますが、絶対にやめてください。失敗します。(Linux使っている人はなぜだめか分かってくれるはず。)

Windowsとは違ってRufusが使えないので、UNetbootinを使います。

UNetbootinのダウンロード・インストール



Linuxの方は真ん中を、macOSの方は左を。
Macの方は押すとダウンロードが始まります。ダウンロードが終了すると、UNetbootinと書かれたファイルがあるので、ダブルクリックしてください。開きます。

Linuxの方は、クリックすると、このような画面になります。

Debian系の方は、コマンドを叩いてください。
一応、Binaryのところをクリックすると、.binファイルがダウンロードされます。

公式サイトより引用

下の「Diskimage」にチェックを入れ、...マークのところからダウンロードしたisoファイルを選択してください。
Driveで、用意したUSBを選択してください。必ず指差し確認するように!
OKを押すと、ライティングが始まります。

WindowsとMacとLinux、合流

Bootia32.efiを入れる

書き込みが終わったUSBを開きます。


多分こんな感じになってると思う。
そうしたら、EFI BOOTと進みます。
そこに先程ダウンロードしたbootia32.efiを置きます。

こんな感じになるかと。

これで、USBの準備は完了です。

4 BIOSの設定

USBを指して起動。

F2を叩いてBIOSを開く。
AdvancedのUSB Controller SelectをEHCIに変更。念の為。
SecurityのSecure Boot ControllをDisabledに変更。
F10を押してEnterキーを押してBIOSを出る。

すぐさまF10とESCを連打してBoot Selectで、自分のUSBを選択。
Try なんちゃらかんちゃらというところを選んでUSBのXubuntuを起動します。

5 インストール


あとはGUIに従え(疲れた)




さてさて、なぜ僕がXubuntuを選んだのか、お話しましょうか。(本題)

その1 Linux Mintが使えなかった理由

オーディオドライバーがない(大問題)

僕は生粋のLinux Mint大好きマンのつもりなので、最初はLinux Mintの導入を検討しました。
もちろん手順は上と一緒。失敗するはずもなく、素直に成功しました。


スピーカーが使えないんです。

Linux Mintの現在の最新バージョンは19.3。

このバージョンには、なんだか知りませんがX205TAが搭載しているオーディオシステムのドライバーが入っていないんですよね。

もちろん、世の中天才ばかりなので、カーネルを有志の方が作ってくださってはいるのですが、どうも安定せず...。
YouTubeが安定して再生できないのは流石に痛いので、導入を断念。

ただ、これはアップデートが解決してくれる問題なので、あなたがこれを見ている頃には解決しているかもしれません。

その2 Lubuntuが使えなかった理由

インストールできない(原因不明)

最近のLubuntuはLXQTというのを採用しています。
これがねぇ、かっこいいんですよ!!めっちゃ。彼氏にしたいくらい。男だけど。

しかも軽いっていうね。

ということで、導入を試みたのですが、パーティションを自力で切らねばならず、パーティションを正しく切っても導入に失敗...。
プロがやったら違うのかもしれませんが、素人中学生には無理でした。

ちなみに、18.10という古いバージョンからアップデートも試してみたのですが、なぜがゴッチゴチに重かった。
ということで導入を断念。

その3 Ubuntu、Ubuntu MATEを入れなかった理由

単純に重かった。それだけ。


ということで、消去法でXubuntuを導入しました。
今の所困ったこともなく、Windowsより明らかに快適に動いています。

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@HodWald1024


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